実習での出来事・・・

今日の実習では懸濁薬を作ることが目的です。
用意するものは、イオウ、カンフル、ネバネバ液、ライム水など。

まず乳鉢でカンフルを細かく砕き、そこにイオウを加えてイオウをごりごり。ごりごり。そして、ごりごり。とっても細かくしましょう。
40分間砕いたものがこちらです。ほ〜ら、イオウがこんなにサラサラになりましたね。自分の手を見てみてください。きっと真っ赤になってると思います。頑張った証拠ですね。

次に乳鉢にネバネバ液を加えてよく混ぜてください。すご〜いネバネバでしょう?壁とかにこびりついてるので、一滴残らず混ぜてくださいね。
よく混ぜたら後はライム水を加えて薬瓶に移すだけです。乳鉢の壁についた薬剤も、スパーテルについた薬剤も、一つ残らず全て薬瓶に移しましょう。少しでも残っていたらやり直しですよ?全てのカスを移してくださいね。
そろそろ皆さん、首も腰も手も痛くなってきた頃でしょ〜?それでも調剤中は絶対座っちゃ駄目ですよ。

と、ここまでは完璧だった。おそらく、今日同じ実習をやった生徒の中では一番の出来であっただろう。イオウの元の色は黄色だか、出来上がった僕の懸濁薬はまるで牛乳のように白かった。

そして1時間以上かけて作った自信作を持ち、自信満々で先生の元へ。すると・・・

「ん、これ処方箋よりもちょっと量多くない?あとは完璧だけど、もう一回だね。」
・・・・・・・「はい。・・・わかりました。」

確かに少し多く入れていた。100mL調剤のところ、僕のは105mLぐらいあったのだ。なんてこったい。
しかし、患者の命がかかっている事だ。少しのズレも許されない。
薬剤師という職業を厳しさを改めて確認させられる結果となった。

そして今日、僕は薬剤師の仕事は力仕事だということを悟った。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索